【宇部】コロナに対応したコーヒー豆の新しい販売方法を発見

自家焙煎コーヒー豆と粉の自動販売機と写る西村顕治代表（山口宇部経済新聞）

宇部のカフェ「Cafe Peacock（カフェ・ピーコック）」（宇部市東須恵、TEL 0836-41-3555）に設置されている「コーヒー豆専用自販機」が話題を集めている。 自販機で販売されている自家焙煎豆 世界各国のコーヒー豆約80種類を取り扱う同店。今年9月に同店横に設置した3台の自販機では、自家焙煎（ばいせん）したスペシャルティーコーヒーの豆や粉を販売している。 ［広告］ 西村顕治代表は「コロナ禍の中で、接触を避けるために考案した。当店が週4日の営業なので、いつでも焙煎したてのコーヒーが楽しめるように利便性の向上を図りたいとも思った」と設置したきっかけについて話す。 販売するコーヒー豆は70グラムと140グラム、中びきの粉は80グラムと150グラム。価格は400円～1,300円。爽やかな香りで朝に合う味わいという「晴（はるか）」や、ブラジル産などの豆を使って香ばしく甘い風味の「ピーコックブレンド」、県内からブラジルへの移住者が開拓したコーヒー農園の商品「山口農園・ブルボン」など3台の自販機で計90種類を販売する。 西村さんは「設置から3カ月以上経ち、ありがたいことにカフェのリピーターなどから口コミで広がっている。当店で取り扱っている多くの種類のコーヒーを提供したくて3台設置した。自家焙煎した豆や粉をこれだけの種類置いている自動販売機は珍しいと思う」と話す。 「今後は他の場所に設置することも考えている。安定して供給できる豆を取り扱っているので、いつでも気軽に焙煎したてのコーヒーを安く味わうことができる。贈答用もあるのでそちらもぜひ」とも。